夜尿症|きたざわこどもクリニック|新座 小児科 土曜診療

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夜尿症

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5歳になっても夜尿・昼間の遺尿(おもらし)が続くお子様に対しては、日常生活のアドバイスを基本とした対応をいたします。
夜尿症には二つのタイプが存在します。一つは尿量が多すぎるタイプ、もう一つは膀胱が小さすぎるタイプです。例を挙げて説明しましょう。
通常、十歳の子は一日に約800mlの尿をします。眠っている時間(約八時間)での尿量は計算上ではこの1/3、すなわち約270mlになりますが、実際は夜間には飲食しませんので、150~200mlくらいに減少します。一方、この年齢の膀胱の大きさ(膀胱容量)は250~300mlであり、これなら夜尿の心配は無いわけです。
夜尿症の第一のタイプは夜間に膀胱の大きさを超える多量の尿がでるものです。原因としては、就寝前の水分摂取が多すぎるものが大部分ですが、時には尿量を少なくするホルモン(抗利尿ホルモン)の不足や腎臓病によることもあり、注意が必要です。
第二のタイプは夜間の尿量はそれほど多くないのですが、膀胱が小さいために溢れてしまうタイプです。その他、少数ですが複雑な膀胱機能の異常によるものもあります。
治療は第一のタイプでは夜間の尿量を減少させることが必要ですが、水分の制限だけではなく同時に塩分を制限する必要があります。また、抗利尿ホルモンの不足や腎臓病による時には水分制限が非常な苦痛や危険を伴うことにもなりまねません。第二のタイプでは夜間の尿量を少しでも減少する努力と共に小さすぎる膀胱を大きくすることが必要です。そのために昼間は水分を充分に摂取し、そして逆に夜間(就寝前)は水分を出来るだけ制限することが大切です。
このように、一昔前には心理的な要因に依るものと考えられた夜尿にも、実はもっともな原因があるわけです。そして、タイプを踏まえた適切な指導によって夜尿症は以外と早期に克服できることが少なくありません。
当院では年少児では日常生活のアドバイスを中心に、年長児では病態によって薬物療法などを行って参ります。

クリニック概要

所在地
埼玉県新座市野火止5-2-35
クリニックステーション新座2F
電話
最寄駅
JR武蔵野線 新座駅南口より徒歩1分
診療科目
小児科・アレルギー科
外来診療時間
日祝
9:00~12:00
14:00~15:00
15:00~18:30
□15:00~17:00
14:00~15:00は予防接種、乳幼児健診
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